ご挨拶

このたび、日本動物遺伝育種学会第25回大会の大会長を拝命し、2024年11月23日(土)から24日(日) の2日間、東京大学弥生キャンパス 弥生講堂一条ホールで開催させて頂くことになりました。

本学会は、統計遺伝学と分子遺伝学を統合的に発展させ、より高度な遺伝・育種戦略を策定し、DNA情報を利用する産業やライフサイエンスへも貢献できる体制を整えることを目的として組織された学会です。この目的のために家畜・家禽、実験動物、野生動物、水産動物などの各種動物についての分子生物学や遺伝育種学ならびに育種の実際、遺伝資源の保存と利用などに関する研究および技術開発を推進し、研究者・実務者相互の交流と協力ならびに成果の普及を図ります。

本学術集会では、日本における動物遺伝育種の進歩と発展を目指す研究者や学生の大会を『私たちの地球の未来のために遺伝学は何をすべきか』のテーマのもとに開催し、会員相互の研修を通じ、畜産業の発展に寄与することを目的としています。特に、家畜・家禽、実験動物、野生動物、水産動物などの各種動物についての分子生物学や遺伝育種学ならびに育種の実際、遺伝資源の保存と利用などに関する最新の研究および技術開発の成果の発表の場として本大会を開催します。また、『私たちの地球の未来のためのテクノロジー ~遺伝育種への可能性~』をテーマにシンポジウムを開催し、人工知能、遺伝子編集、可視化などの技術の専門家をお招きし学ぶことで、我が国の遺伝育種学のさらなる発展の礎とします。このように本学術集会は私たちの地球の未来のために、遺伝学が新たな一歩を踏み出す契機となると強く確信しております。

日本動物遺伝育種学会第25回大会
大 会 長   間 陽子
(東京大学大学院農学生命科学研究科
農学国際専攻 地球規模感染症制御学講座 特任教授)

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